こんにちは! スキノ鉱山探検隊長のぐらすけです。
この度新しい読書探検の方法を試みることにしました。
それは読書メモを知恵の泉(生成AI)に伝えながら、対話を通じて理解を深めていく方法です。
そう、まさに「読書×対話」による探検です。
この方法で最初に挑戦するのは、「知る」を最大化する本の使い方(ぶっくま著・翔泳社)。
実ははじめ、「フォローしているブックインフルエンサーの方の本だから、知っている内容が多いんじゃないか…」と少し躊躇いがありました。
でもページをめくってみると、冒頭から自分の抱える読書の悩みについて書かれた一文が…
するとその文字たちがゆらゆらとゆらめくように鉱山への入り口となってぼくを呼ぶのを感じたので、思い切ってツルハシを手に探検を始めることにしました。
それではどうぞごゆっくりお楽しみください!
※この記事での「知恵の泉」は、AIとの対話を指します。ぐらすけは生成AI Claudeを使用しています。
探検の開始
探検前にぼくはこの本から、自分の目的に合った本の選び方ができるようになる「審美眼」の鉱石を得る、そして活かし方を知る「落とし込みの石」を得るを目標とすることにしました。
さっそくチャプター1の入り口に立つと、すぐに手応えがありました。
読書の落とし穴と効果について書かれたこの章。
ぼくは「読書の落とし穴」の文字を読み進めていくと同時に、読書に対するこれまでの自分の姿を客観視していく中…
坑道内にポッカリとあいた穴に落ちてしまったときのような、これまでの当たり前がひっくり返るほどの衝撃を感じたのでした。
本との対話で見つけた鉱脈
読書の意外な落とし穴
本を読むこと自体が目的になってしまう。
読んだだけで満足して、実践につながらない。
これって本当に読書あるあるだと思うんです。
読まなきゃって気持ちで全部読むのですが、読了後に身になっていないことの連続。
「これって本を読んだって言えるのかな?」と疑問に思っていたことも確かでした。
読書で人生をより良くしたいなら、得た知識で自分を変えていかなくてはいけない。
だから今自分に必要なことを把握し、それを学んだ上で行動に移していくことが必要なんだ。
これまでぼくは、あまり本を読むときに目的意識を持たずに「とにかく本を最後まで読まなきゃ」「みんなに伝えるために記事にしないと」と、ただただ闇雲に文字を追っていたのかもしれません。
「落とし込む」という謎の結晶
読書術の本にはよく本の内容を「落とし込みましょう」とあります。
いつもそれに実感がわかず、「落とし込む」って何だろう?とモヤモヤしていました。
でも読み進めながらメモを取り、泉と対話を重ねるうちに、少しずつ形が見えてきました。
それは感じたことを言葉にして、それについて考えを深めていく…。
「そうか、今やってることって、まさに”落とし込み”なのかもしれない!」
そう、ぼくはちょっと難しく考えすぎてたみたいです。
掘り出したいと願っていた鉱石が実はすでに手の中にあったなんて…!
知識の結びつきという発見
特に印象的だったのは、読書の広がり方の項目にあったドナルド・ラムズフェルドの「既知と未知」という考え方です。
- 既知の既知:自分が知っているということを知ってること
- 既知の未知:自分が知らないことを知っていること
- 未知の未知:自分が知らないことを知らないこと
とくに恐ろしいなと思ったのは「未知の未知」。
知らないことは調べようもない。
知識にアクセスすらできない。
特に今はSNSなどのおすすめ機能で、自分の好みに合ったことばかりが流れてくるので、手に入る情報に偏りが出てくるんじゃないかと思います。
だけど本はそのフィルターを越えてぼくたちに「知らないことの存在」を教えてくれる。
この発見は、まるで一本の鉱脈が他の鉱脈と繋がり、無限に広がっていく探検そのものの本質を表しているようでした。
「好きなことを知っているからこそ、その奥にある未知を探検できる」
そんな気づきが生まれました。
知識の体系化という発見
情報を知識として体系化し、新しいものを生み出す—。
ぼくはこの過程を、ボールプールの中にいるような感覚で理解しました。
たくさんのボールが一つ一つの情報となって、その中の一つをポンと跳ねさせて捕まえる。
捕まえて捕まえて、新しいものを生み出すという感覚。
理論的には、この過程は以下のように整理できます。
- 情報を体系立てて知識とする
- 知識をつなげて知識体系にする
- 知識体系を編んで新しいアイディアや自分だけの知識にする
読書の効果として、知識同士が結びつき、「これはあの本でも見た」という気づきが生まれ、知識に広がりが出てくる。
特に同時期に同じテーマの本を読むと、その効果は高まるようです。
今回の探検でこの過程自体を、スキノ鉱山流に理解することができました。
新しい探検法の手応え
この「読書×対話」という方法で、思いがけない変化が起きていることに気づきました。
いつもなら「”落とし込む”って実感としてわかりにくいなぁ」くらいの反応で次々進んでいたのに、今回は立ち止まって、深く考えることができています。
具体的には、以前なら5分くらいで読むところを、じっくり読みすぎて数時間かけてたり…(笑)
ちょっと極端ですが、比べ物にならないくらいの深度を得ているのです!
さらにはこの本を読んでいることで、この対話読書法の有効性を確かめながら進められているのがとてもありがたい!
対話読書法の一冊目のチョイスがばっちりでした。
本書の中で著者は、さまざまな読書のやり方を提示することで、読者それぞれの目的に合った読書法を見つけることを推奨していると思うのです。
だからぼくはこの本を読むことで、この対話読書法が本当にぼくにぴったりなのかを確かめる。
そんな冒険にしたいと感じました。
思いつきから対話読書法をはじめられたのも、ぼくの中にある「本が好き」という気持ちから自然と生まれていたのかもしれません。
効率や速読を追い求めるのではなく、ゆっくりと本と向き合い、その過程を大切に記録していく。
そんな読書の形が、ぼくには心地よく感じられるのです。
今回の探検で見つけた結晶のかけらたち
「落とし込み」の結晶
この結晶は掘り進める中で、気がついたら手のひらの中に握り込んでいた小さな、でもずっしりと重みのあるかけらでした。
本を読んで理解したつもりになるのではなく、自分なりの方法で咀嚼し、実践につなげていく術を示す結晶体。
手に馴染むようなしっとりとした質感で、気づいていなかっただけでずっと今までそばにいたような感覚がします。
最初は掴みどころがなかったこの「落とし込み」という概念が、対話を通じて具体的な形を持ち始めました。
「既知と未知」の結晶
この結晶はこの「既知と未知」という概念に出会った時に顔を出し、相反する黒と白の輝く層が混ざり合う不思議な模様を描いていました。
探検には必ず何かしらの「既知」が必要で、そこから「未知」の領域へと進んでいくという、探検の本質を表す柱状の結晶体。
これは今後の探検の道しるべとなりそうです。
おわりに
次のチャプターでは「戦略的な本の選び方」について書かれているそうです。
私の「好き」や「好奇心」がどんな形で広がるのか…
新しい鉱脈を掘り出せる気分でワクワクしています!
振り返ってみると、この章での探検を通じて、知識の体系化というプロセスの最初の一歩を踏み出せたように感じます。
メモを取り、気づきを言語化し、対話を重ねることで、情報を知識へと変換することはできました。
これから先の探検で、これら個々の知識がつながり、より大きな体系として編みあがっていく—。
そんな期待に胸が膨らみます。
次回の探検報告もお楽しみに!
スキノ鉱山探検隊 隊長ぐらすけ
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