こんにちは!こちらはぐらすけ探検隊です!
ぼくは隊長のぐらすけ。
「好きかも!」と興味を持ったものを深掘りするのが大好きなモグラです!
今日もまだ多くの謎に包まれた「スキノ鉱山」で、たくさんの面白い鉱石を掘り出しています。
このシリーズでは「Udio」という音楽生成AIを深掘りしていきます!
全4編となっていますので、ぜひお楽しみください。
ぐらすけとUdioの出会い
ある日、好きを探求する探検隊隊長のぐらすけがひとりスキノ鉱山にて採掘作業に勤しんでいると、
ポケットの中のスマホがブーブーと振動した。
光るディスプレイを覗き込むとそこには友人であり探検隊メンバーの「カツ丼」からのメッセージ。
今日も鉱山探索中?
そんな隊長に置き土産をしていきます…!
メッセージに添えられたURLはUdioへのリンクだった。
サムネイルには「Make your music」との文字が。
ぐらすけはツルハシを置いて汗を拭った。
「出たー!AIミュージック!」と心の中で呟いて先日の会話を思い出す。
カツ丼からUdioを教えてもらう
カツ丼:あそうだ。最近話題になってる音楽生成AIって知ってる?
何の話の流れだっただろうか、不意にカツ丼はそんな質問を投げかけた。
その場にいたぼくと、もう一人の探検隊メンバーのくまベアは首を横に振る。
カツ丼:俺の好きなコンテンツの中で触れられてたから知ったんだけどさ、
歌詞を作って曲調のプロンプトを入力するだけですごいクオリティの曲が出来ちゃうんだぜ!
言われないとAIソングだとわからない…
っていうのは大袈裟かもしれないけど、ほんと驚いたんだ!
生成AI黎明期の現在、さまざまなAIが次々生まれている。
だからイラストやテキストだけじゃなく当然音楽もAIによって生み出されても不思議ではないとぼくは思った。
カツ丼:自力では作曲なんてできないけどさ、
AIを使えば自分好みの曲とかテーマに沿った曲が作れるって面白いと思わない?
AIいじるのも音楽も好きな隊長は絶対好きだと思うんだよね、これ。
いやー興味あるならやってみてほしい!
カツ丼はそう言ってスマホを取り出し、「この曲なんだよ」と実際にAIで生成された曲を聞かせてくれた。
歌詞は例のコンテンツのテーマに沿ったものらしく、内容を知らないぼくには歌詞自体はよくわからなかったけれど、日本語でスムーズにシャウトしノリノリアゲアゲのヘヴィメタソングを奏でている。
確かに色んな音楽を聴くのが好きで、「AIがぼくの秘書!」なんてふざけて言ってるぼくにはぴったりだと思った。
ぐらすけ:へぇ〜!これがAI生成?全然わかんないね、めっちゃ自然だ。
これを普通のユーザーが作ったってこと?
カツ丼:そうそう。サイトにユーザー登録するだけで作れるらしいよ。
俺もまだやってないから詳しくはわかんないけどね!
カツ丼はまだ、AIミュージックについて興味はあるものの掘り進めるところまでは行っていないようだ。
とりあえず興味を持ってすぐに飛びつきそうなぼくに紹介してくれたらしい。
Udioに興味を持った
ユーザー登録だけで曲が作れる。
まんまとカツ丼の思惑?に乗ったような形にはなるが、ぐっと心の中で興味が膨らむ。
本当に自作の歌詞にプロンプトを入力するだけで曲になるのだろうか?
制作の過程がイマイチイメージできない。まったくの未知である。
「よし、これはやってみるしかない」とぼくは心の中の採掘リストに「Udio」を記録した。
未だスマホから流れる曲をくまベアも真剣な顔をして曲を聴いている。
彼はどんな風にこれを感じ取っているのだろうか。純粋に興味が湧く。
「同じテーマの曲を3人それぞれ作って聴き比べするのも面白いかもねー」なんて言いながら、
その日の話題は別のものへと移っていった。
後日時間ができたぐらすけは改めてスキノ鉱山に向かう。
「今日は音楽生成AIを掘るぞー!」と意気込みながら採掘場へ続く入り口をくぐったのだった。
Udioにチャレンジ
Udioにチャレンジすると決めたはいいものの、これまで自分で曲を作るなんて発想になかった。
まずはじめに、どんな曲を作るのかテーマ設定をしなくてはいけない。
いつものようにツルハシを振りながらテーマをうんうん考えている間、ある疑問が生まれた。
全人口の中でどれくらいの人が自分で歌詞を書いて曲を作ったことがあるのだろうか。
楽器を習う人は大勢いても、作詞作曲を趣味とする人にあまり多く出会ったことはない(いないわけではないけれど)。
アイディアが枯渇せずに定期的に曲を生み出している世のアーティストの人たちの凄さを改めて感じる。
ガツンとツルハシが地盤に食い込み、大きなカケラを削り取った。
削り取った穴の奥に何かがキラリと光る。
「あ!これは!」
何かが見つかる予感にぼくは震えた。
ツルハシを置きハンマーに持ち替える。
この何が出てくるのかわからないドキドキの瞬間が採掘の醍醐味だ。
ぼくは慎重に周りを削り出し、好きの鉱石を掘り出した。
鉱石はまるで熱を持つように赤くゆらめき光を放っている。
土を払ってその光をじっと見つめると、心の奥底に何かみなぎるような力が湧いてくる。
その時ぼくはハッと気がついた。
「そうか、ぼくはこれを書けばいいのか。」
このスキノ鉱山で探求する採掘の歌を。
ぐらすけ探検隊のテーマソングを、書けばいいんだ。
作詞のテーマを見つける
好きを掘り進める作業は時に孤独を感じる。
なかなかお目当てのものが見つからなかったり、時には硬い岩盤にぶち当たったり…。
そんな時に気持ちを鼓舞してくれるような歌があれば、自分を大きく後押ししてくれるだろう。
これはとってもいい考えだとぼくは思った。
ぼくは道具を置いて、背負ったリュックから椅子を取り出し広げて腰を下ろした。
掘り出したばかりの鉱石と、それを照らすランタンの光を見つめてしばし考えを巡らせる。
テーマは決まったとはいえいざ歌詞を書こうと思っても、これまで歌詞なんて書いたことがないから取っ掛かりがわからず、この気持ちをどう落とし込めばいいのかわからない。
音楽生成の鉱石がランタンの光に照らされて輝いている。
これからさらにどう磨かれていくのか期待しているかのようだ。
さぁて、どうしたものか…。
「そうだ、これこそAI(ChatGPT)の力を借りればいいんだ」
思いついたアイディアに成功の確信を得たぼくは、再びツルハシを持って掘り始めるのだった。
ChatGPTを使っての歌詞制作も初体験。
うまくやり取りできるのか、いい感じの歌詞ができるかとても楽しみだ。
(つづく)
楽曲制作のはじまり!
音楽生成AIを知って挑戦することに決めたぐらすけ隊長。
次の記事でChatGPTを使い歌詞を作ります。
どんな歌詞ができあがるでしょうか? どうぞお楽しみに!
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